次々と火にくべられる手紙(舞鶴市北吸・大聖寺)

次々と火にくべられる手紙(舞鶴市北吸・大聖寺)

 大切な故人への思いをしたためた手紙を受け付ける「緑のポスト」を置く大聖寺(京都府舞鶴市北吸)で20日、半年で寄せられた約130通のおたき上げがあった。寺関係者や投函(とうかん)者らが見守り、亡くなった人に思いをはせた。

 同寺では、檀家(だんか)から約30年前に寄贈されたポストを緑に塗り替えて境内に置いていた。亡くした子への思いをつづった女性の手紙が入っていたのをきっかけに、昨年6月から「大切な人への思いを託し、心のよりどころにしてもらえれば」と投函を呼び掛け始めた。
 おたき上げはお彼岸に合わせて行い、昨秋に続いて2回目。前回以降も府内のほか、千葉県や高知県など、各地から手紙が寄せられたという。
 この日は、松尾眞弘住職(60)が本堂で読経したあと、緑のポスト前に設けた護摩壇で手紙をたき上げ、参列者らが手を合わせて故人に届くよう祈った。昨年10月に投函した大阪府茨木市の女性(41)は「亡くなった父へ感謝の気持ちを書いて、ゆっくり振り返る機会になった」、母親(68)=兵庫県稲美町=は「夫に思いが届いたかな」と話した。