江戸時代の旧亀山城下町の模型や戦国時代の史料が並ぶ常設展(京都府亀岡市古世町・市文化資料館)

江戸時代の旧亀山城下町の模型や戦国時代の史料が並ぶ常設展(京都府亀岡市古世町・市文化資料館)

初公開の「明智光秀書状(複製)」。右から2行目に「亀山惣堀普請」の記述がある

初公開の「明智光秀書状(複製)」。右から2行目に「亀山惣堀普請」の記述がある

 京都府亀岡市古世町の市文化資料館は、21日から常設展を開催している。明智光秀が主役の大河ドラマが放送中ということもあり、従来より光秀に関する展示を充実させてリニューアルした。

 常設展は、古代から近・現代までの亀岡の歴史を網羅する内容で、大きく五つのブロックに分けた。
 今回は特に、光秀や戦国時代に関するブロックを拡大。「亀山」という地名の初出とされる1577(天正5)年の「明智光秀書状(複製)」を同館で初公開する。文中には「亀山惣堀普請(そうぼりふしん)」と記され、光秀が亀山城築城の土木工事に人を集めるよう指示していることが分かる。
 光秀の丹波攻めについて、丹波側の記録をまとめた「丹波家興敗略記(けこうはいりゃっき)」(江戸時代前期~中期ごろ)、本能寺の変で戦功があった家臣の森一秀に下賜されたという武具「朱漆塗半頰(うるしぬりはんぽお) 伝明智光秀所用」なども並ぶ。
 また、常設展としては初めて太平洋戦争時のコーナーを設け、市内に落とされた焼夷(しょうい)弾などを展示するほか、江戸時代以降の大堰川の筏(いかだ)流しなど水運関連の史料も紹介する。同館の担当者は「光秀に興味を持って訪れる人たちに、亀岡の歴史を幅広く知ってもらえれば」と期待している。
 常設展は10月ごろまでの予定。大人210円、小中学生100円。月曜休館。