記録的な暖冬の影響で、早咲きの河津桜も今年は例年より早く見頃を迎えた(2月24日、京都市伏見区淀木津町)

記録的な暖冬の影響で、早咲きの河津桜も今年は例年より早く見頃を迎えた(2月24日、京都市伏見区淀木津町)

 今年の冬は全国的に暖かい傾向が続き、京都も記録的な暖冬になった。昨年12月~今年2月の平均気温は京都市で7・6度と平年を2度上回り、観測記録が残る1880(明治13)年以降で最も高くなった。

 京都地方気象台は暖冬の原因として、冬型の気圧配置が長続きしなかったことや、偏西風が北へ蛇行した影響で寒気の南下が弱くなり暖かい空気に覆われたことを挙げる。
 京都はとりわけ1月が記録的な高温となった。気温を観測している府内全8地点で1月の平均気温の歴代1位を更新した。各地の平均気温は京都市7・5度、舞鶴市6・8度、福知山市6・2度、京田辺市6・8度などだった。
 例年であればまとまった降雪がある府北部でも雪は少なかった。1月は、平年の総降雪量が112センチの京丹後市峰山町や、平年82センチの舞鶴市でさえ総降雪量ゼロを記録。今冬3カ月間の総降雪量は舞鶴市で14センチにとどまり、平年(191センチ)のわずか7%しかなかった。京都市内の初雪も平年より47日遅い1月31日までずれ込み、観測史上最も遅かった。
 異例の暖かさは経済活動にも影響を及ぼした。キャベツやタマネギなど野菜の生育が進んで出荷量が増えたため値崩れしたほか、冬物衣料の販売不振も招いた。
 大阪管区気象台は「暖冬の原因になった偏西風の蛇行はしばらく続く見通しで、3月中旬以降の平均気温も平年より高くなるだろう」と予想する。