大沢池の拝観有料化に伴い、新たに設置された「大沢門」(京都市右京区・大覚寺)

大沢池の拝観有料化に伴い、新たに設置された「大沢門」(京都市右京区・大覚寺)

大沢池の参拝有料化に伴って、新設された共通参拝口。本堂と池を直接行き来することができようになった(京都市右京区・大覚寺)

大沢池の参拝有料化に伴って、新設された共通参拝口。本堂と池を直接行き来することができようになった(京都市右京区・大覚寺)

 京都市右京区の大覚寺(真言宗大覚寺派大本山)境内にある、大沢池エリアの参拝有料化が始まった。台風で被害を受けた池周辺の景観復旧と、将来にわたる維持管理費に充てるため協力を募る。冠木門や本堂と池を行き来できる参拝口も新たに設け、拝観者が雅な景色を楽しんでいる。

 大沢池は同寺の境内東側にある日本最古の人工林泉で、日本三大名月観賞地の一つとされる。
 しかし、2018年の台風21号で池周辺の梅や桜などの樹木約80本が倒れたり、折れたりした。大覚寺の草津栄晋執行は「壊滅的な状態だった」と振り返る。
 今月16日からの有料化に伴い、池エリア入り口に参拝料を支払う「大沢門」を新設したほか、池の周囲を巡る散策道を整備した。また、池を一望できる本堂の観月舞台に、階段を設けて池エリアの散策道に降りられるようにした。
 名古屋市から訪れた大学生(22)は「大沢池周辺は見所がたくさんあり、拝観料以上の価値があった。また訪れたい」と話した。草津執行は「植樹を中心に、参拝者の皆様に喜んでいただけるような池全体の景観づくりを進めていきたい」と抱負を語った。
 池エリアの参拝料は大人300円、小中高校生100円(諸堂の見学は別途料金が必要)。