水鳥の姿をイメージした琵琶湖汽船今津営業所の外観(高島市今津町今津・今津港)

水鳥の姿をイメージした琵琶湖汽船今津営業所の外観(高島市今津町今津・今津港)

式典であいさつする琵琶湖汽船の川戸社長(右)。木のぬくもりが感じられる内装のロビーからは竹生島(中央奥)を間近に眺めることができる

式典であいさつする琵琶湖汽船の川戸社長(右)。木のぬくもりが感じられる内装のロビーからは竹生島(中央奥)を間近に眺めることができる

 滋賀県高島市今津町今津の今津港にある琵琶湖汽船(大津市)の新しい今津営業所の竣工[しゅんこう]式がこのほど、行われた。琵琶湖岸の風景になじみ、地域のシンボルとなるよう湖から水鳥が飛び立つ姿をモチーフにした外観で、市民や観光客に親しまれそうだ。

 旧営業所が老朽化したため、琵琶湖汽船が昨年8月下旬から建て替えを進めていた。
 新営業所は、木造平屋建て約90平方メートル。乗船券売り場を兼ねた屋内ロビーからは桟橋や船、竹生島を間近に眺めることができる。内装は、木のぬくもりが感じられるよう建物を支える丸太やベンチ、屋根の部材に高島市産の杉材などを使った。
 式典で、琵琶湖汽船の川戸良幸社長(64)が「高島の山里と琵琶湖の良さを体感してもらえる観光拠点として親しんでもらいたい」とあいさつ。出席者40人が施設の内外を見学した。琵琶湖周航の歌資料館の村井佳子館長(57)は「琵琶湖周航の歌が作られるきっかけとなった旧制三高生たちのボート艇庫を連想させる。歌の発祥地にふさわしい」と感慨深く話した。
 NHK大河ドラマの主人公、戦国武将明智光秀をイメージした竹生島定期便の高速船「びわ湖光秀号」の体験乗船もあり、出席者らは明智家の家紋「桔梗[ききょう]」があしらわれた船に乗り込み、竹生島と高島の湖岸の風景を楽しんだ。