【資料写真】琵琶湖(大津市)

【資料写真】琵琶湖(大津市)

 滋賀県警は、2019年の水辺や山で起きた事故状況をまとめた。ボートなどの事故が相次ぎ、船舶関連が64件で、前年比約1・5倍となった。琵琶湖でのレジャー人気が影響しているとみられ、県警地域課は「体調に気をつけ、天候や安全装備の確認を十分してほしい」としている。

 船舶事故は増加傾向にあり、10年(32件)から倍増した。内訳は、ボートが12件で前年の4倍。そのうちスタンドアップパドルボード(サップ)が漂流など9件で、サップの事故を初めて認知した14年以来、最多となった。他にモーターボート16件、水上オートバイ11件など。死者は1人だった。
 事故者のうち救命胴衣を着用していたのは154人で、着用率は97・5%と10年間で最高だった。10年間の死者22人中、19年の1人も含め非着用は8人で、同課は「救命胴衣をしていれば助かる可能性がある」と着用を呼び掛けている。
 水難事故は、遊泳6件、水遊び1件など計16件で、前年比1件減。死者は12人で、うち5人が遊泳中だった。釣り中に流されたり、高齢者が徘徊(はいかい)して川へ転落したケースもあった。
 山岳遭難は、道迷い22件、滑落14件、転倒11件など計67件。過去最多だった前年と比べ18件減少し、死者は5人と半減した。例年20件ほど発生する比良山系は9件。倒木による登山道閉鎖で登山者が減少したためとみられる。遭難数のうち、登山届を提出していたのは17件、25・4%(前年は15件、17・6%)だった。