【資料写真】電話

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 京都府宇治市立の小中学校は4月から、教職員による平日の夜間・早朝の電話対応をやめる。教職員の長時間勤務を抑制するため、自動音声で、次の開校日に改めて問い合わせるように案内する。


 実施を決めた市教育委員会によると、教職員の所定勤務時間は平日の午前8時半~午後5時。
 小学校は午前8時~午後6時以外、中学校は午前8時~午後7時以外に電話があった場合、自動音声に切り替わり、電話に出られないことと合わせ、「翌開校日に問い合わせてください」と伝える。
 教職員の長時間勤務が長年指摘される中、市教委は2018年8月からICカードで教職員の出退勤時刻の把握を開始。時間外勤務は、小学校で1人あたり月平均40時間、中学校で同60時間というデータが出た。
 中学校では過労死ラインとされる月80時間に達する人も目立つといい、昼間と比べて電話がかかる件数が比較的少ない夜間と早朝で、音声対応の導入を決めた。土日祝日も終日、音声対応にする。
 音声応答時間帯は災害時などは縮小し、夏休みなど長期休暇中の音声応答時間帯は今後検討するという。
 市立の小学校22校と中学校10校全校が対象で、電話応答機器を設置する。方針は、保護者や地域に対し3月初めに文書で説明した。
 城陽市内の市立小中学校でも19年8月から同様の自動音声対応を導入している。城陽市教委は「保護者らも教職員の長時間勤務の課題は認識しているようで、どうしても連絡が必要な場合は学校を訪れるなど、スムーズに受け止めてもらっている」としている。