民族衣装などのコレクションを母校の府立大に寄贈した市田さん(京都市左京区・府立大)

民族衣装などのコレクションを母校の府立大に寄贈した市田さん(京都市左京区・府立大)

 服飾評論家の市田ひろみさん(87)がこのほど、これまでに収集した民族衣装などのコレクション一式を母校の京都府立大(京都市左京区)に寄贈した。大学を訪れ、築山崇学長に目録を手渡した。


 市田さんはライフワークとして約50年にわたり100カ国以上を訪れ、民族衣装を集めてきた。コレクションの散逸を防ぐとともに、大学での研究に役立ててもらうことにした。
 贈ったのは欧州、アジア、アフリカなど世界各国の婚礼衣装や普段着など約430セット。このほか冠や帽子、つえなどの付属品や撮りためた写真、取材ノートなどもある。
 築山学長は「デザインや文化を学んでいる学生も多く、貴重な素材を生かしていきたい」と感謝の意を示した。市田さんは「どの衣装にも思い出がある。民族それぞれの生活や文化があるということを知ってほしい」と話した。
 府立大は、寄贈品を一般公開する企画展を今秋に検討している。