コミュニティーFMで総菜の在庫状況について話す高森常務(中央)=京都市伏見区・FM845スタジオ

コミュニティーFMで総菜の在庫状況について話す高森常務(中央)=京都市伏見区・FM845スタジオ

「フードボイスキョウト」の画面

「フードボイスキョウト」の画面

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校や外国人観光客の激減で学校給食やホテル向けの食材の大量在庫を抱えた企業や飲食店を支援しようと、京都府は地域の消費者と仲立ちする取り組みを始めた。困っている事業者から寄せられた情報を府のホームページやコミュニティーFMを通じて広く発信する。

 府ものづくり振興課はホームページに「フードボイスキョウト」を16日に開設した。過剰在庫の緊急セールや客の激減に悩む飲食店による弁当の販売など事業者から寄せられた情報を整理し、一覧にして紹介する。府内のコミュニティーFM7局とエフエム京都にも情報を提供する。
 23日にはFM845(京都市伏見区)のワイド番組に、フードボイスに参加する京都食品(向日市)の高森ひろこ常務が出演し「普段は業務用ですが、今回は一般の方にも販売しています」と呼び掛けた。同社は主にホテルのビュッフェ向けに総菜を製造販売する。出演後、高森常務は「商品が通常の3割程度しか動いていない。こうした機会は本当にありがたい」と話した。
 府はフードボイスの立ち上げに先立つ3月初め、牛乳を生産する南丹市の業者から向日市の学校給食向けに出荷予定だった在庫について相談を受けた。FMおとくに(長岡京市)を通じて情報を発信し、2日間で在庫を完売するなど実績も上がっている。
 フードボイスキョウトには23日現在、約20件の情報が掲載されている。同課は「ゴールデンウイークのイベント中止で影響を受けている企業もある。インバウンド(訪日外国人客)の落ち込みなどで影響が長期化する恐れもあり、府内の食品企業を応援してほしい」としている。情報掲載などの詳細はフードボイスキョウトで。