宗祖法然の木像を羽二重の布でぬぐう菅原副門跡ら(25日午後1時20分、京都市東山区・知恩院)

宗祖法然の木像を羽二重の布でぬぐう菅原副門跡ら(25日午後1時20分、京都市東山区・知恩院)

 年越しを控え、京都市東山区の知恩院(浄土宗総本山)で25日、宗祖法然の木像を拭い清める「御身拭式」が営まれた。像に息が掛からないよう口元を覆う「覆子(ぶくす)」を着けた僧侶らが丁寧に木像を拭いた。

 木像を安置する「法然上人御堂(みどう)」では、木魚をたたく音と念仏を唱和する声が響く中、僧侶4人がゆっくりと奥の宮殿(くうでん)前に進んだ。息を合わせて宮殿の扉を開くと、内部に安置された法然像を堂内中央部に下ろした。

 その後、朱色の衣をまとった菅原達孝副門跡(87)らが、香で清めた羽二重の絹布で法然像の顔や腕をゆっくりと拭った。像を宮殿内に戻した後、僧侶が鏡餅を供え、迎春準備を整えた。堂内には約800人の参拝者が集まり、念仏を唱えながら僧侶たちの動きに見入っていた。