学生テレビ局の部室で、ストーカー被害防止動画について語り合う大学生と府警職員、田辺署員ら(京田辺市多々羅)

学生テレビ局の部室で、ストーカー被害防止動画について語り合う大学生と府警職員、田辺署員ら(京田辺市多々羅)

 同志社大のサークル「学生テレビ局」が、ストーカー被害防止のための動画を作成した。京都府警の京都ストーカー相談支援センターや京都府警田辺署と連携した。学生の意見を反映し、実際の被害相談の様子を再現しており、4月から動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する予定。
 府警が2017年に府内の大学生に実施したアンケートで、6人に1人が元交際相手などからストーカー被害を受けたと回答した。府警はストーカー被害の予防講座の実施に加え、より広く大学生にストーカー被害について考えてもらうため、動画作成を企画した。昨年8月に学生テレビ局に依頼し、共同で脚本をつくり、撮影を行った。
 動画は「元彼からのストーカー~ひとりで悩まず即相談」。別れた恋人からSNS(会員制交流サイト)で誹謗(ひぼう)中傷を受け、警察署へ相談に行く約6分半の物語。拒絶しても連続して電話をかけてきたり、「おい、返事しろよ」と義務のない行いを要求することがストーカー行為にあたると例示し、相談の上、防犯カメラの貸し出しやパトロールの強化などの対策も可能だと説明する。
 被害者役で動画に出演した、同志社女子大学芸学部情報メディア学科3年の学生(22)は「気軽に相談してと言うが、どこからが相談対象になるかが分からなかった。『(無料通信アプリの)LINE(ライン)がちょくちょく来るくらいで相談していいのか』『(相手への)指導をお願いして報復されないのか』など、気になるところを反映した」と語った。
 京都ストーカー相談支援センターの原田朋子警部補は「『警察に相談する際の雰囲気が知りたい』など学生からの助言をもらい完成した。ストーカー被害の予防講座に参加する機会のない学生に見てもらいたい」と視聴を呼び掛ける。
 動画はユーチューブで公開するほか、同志社大や龍谷大の構内の大型ビジョンで放映の予定。