青空の下、ホラ貝を吹きながら琵琶湖岸を練り歩く修験者や僧侶の列(26日午前10時15分、大津市南小松)

青空の下、ホラ貝を吹きながら琵琶湖岸を練り歩く修験者や僧侶の列(26日午前10時15分、大津市南小松)

 湖国に春の訪れを告げる恒例行事「比良八講」が26日、大津市南小松の雄松崎一帯であった。山伏や僧侶らが琵琶湖岸で法要を営み、湖上交通の安全や湖水の浄化とともに、新型コロナウイルス感染の一刻も早い終息を願った。

 晴天の下、山伏や僧侶、稚児娘ら約50人が列をつくり、ホラ貝を響かせながら練り歩いた。湖岸に到着すると、延暦寺の僧侶らが水難者の供養をし、比叡山の千日回峰行を達成した藤波源信大阿闍梨(あじゃり)が琵琶湖の浄水を祈った。山伏たちは船で沖に出て比良山上でくんだ法水を湖に注ぎ、紙塔婆を流した。今年はウイルス感染予防のため、やぐらからの餅まきは取りやめた。
 友人と訪れた女性(68)=守山市播磨田町=は「琵琶湖に向かって法要を営んでいる姿を見て厳かな気持ちになった。新型コロナウイルスでこれから世界がどうなるのか不安だが、平穏な日々が戻ってほしいと改めて願った」と話した。

 友人と訪れた菅邦子さん(68)=守山市播磨田町=は「琵琶湖に向かって法要を営んでいる姿を見て厳かな気持ちになった。新型コロナウイルスでこれから世界がどうなるのか不安だが、平穏な日々が戻ってほしいと改めて願った」と話した。