告発状を提出し終え、記者会見する告発人=中央2人=と代理人弁護士(26日午後2時45分、京都市中京区・京都弁護士会館)

告発状を提出し終え、記者会見する告発人=中央2人=と代理人弁護士(26日午後2時45分、京都市中京区・京都弁護士会館)

 京都府京丹後市の三崎政直市長の後援団体が、有権者が出席していた酒食を伴う総会の参加費を一部負担していた問題で、市民2人が26日、公選法違反の疑いで三崎氏の告発状を京都地検に提出した。後援会の収入の多くは三崎氏の寄付金が占めることから、有権者への利益供与だとしている。

 告発状などによると、後援団体「みさき政直後援会」は2016~18年、3回に渡って酒食を伴う総会を開いて計約70万円の参加費を集め、会場のホテルに約150万円を支払った。不足分の計約80万円は後援会が穴埋めしていたとしている。

 代理人の高木野衣弁護士は「公選法は公職者が選挙区内の人に対し、いかなる名義を問わずに寄付することを禁じている。後援会名義で酒食を提供したと捉えざるをえない」と話した。

 三崎氏側が、公選法が例外として認める「後援団体の設立目的により行う行事または事業に関する場合」に該当し、違法ではないと主張する点については「これがまかり通るなら、買収などを禁じた法の趣旨にも反する」と批判した。

 告発人となった京丹後市民オンブズマンのメンバーは「法に触れないとなれば、(他の政治家が)同じ事をしてもかまわないとなりかねない。看過できない」と話した。

 三崎氏は書面で「告発状の内容が確認できないため、コメントは控える」との談話を出した。