16年ぶりに2体がそろった小橋神社参道の狛犬(舞鶴市小橋)

16年ぶりに2体がそろった小橋神社参道の狛犬(舞鶴市小橋)

 2004年の台風23号による倒木被害や老朽化のため、姿が見られなくなっていた小橋(おばせ)神社(京都府舞鶴市小橋)参道のこま犬がこのほど新調され、16年ぶりに2体がそろった。氏子らが、29日の春祭りでお披露目する準備を進めている。

 同神社は小橋地区一帯の住民が氏子で、地元で古くから親しまれてきた。参道のこま犬は、1892年に2体が建立された。1体は、2004年の台風でそばに立っていたスギが倒れて壊れ、残っていた1体も犬の足が欠けるなど老朽化が進み、昨年6月頃に台座から倒れたのをきっかけに住民が取り外していた。
 しかし、神社のシンボルでもあるこま犬を復活させようと、昨年の区の総会で新調を決定した。
 こま犬は高さ約80センチ、頭から尾までの長さ約60センチの御影石製で、住民から寄せられた約200万円を資金に、今月設置した。
 春祭りの当日は神事の後、こま犬の魂入れや鏡割りをして祝う。近年披露されていなかった、地元に伝わる「小橋の振物」も奉納する。
 昨年までの宮係で、建立を提案した樋口吉雄さん(73)は「地区の若者が減り、神社での行事も昔より少なくなったが、明るい話題になれば」、現在宮係を務める小西浩二さん(67)は「地域に悪いものが来ないよう、こま犬に番をしてもらわないと。村中の老若男女に来てもらい、みんなで祝えたら」と期待する。