「孔雀」の彫刻。2羽の口は「あうん」の形になっている

「孔雀」の彫刻。2羽の口は「あうん」の形になっている

 京都府八幡市の石清水八幡宮で、国宝の本社幣殿の欄間を飾る「鳳凰(ほうおう)」と「孔雀(くじゃく)」の彫刻2点がこのほど修復を終えた。本来の極彩色を取り戻し、参拝者の目を楽しませている。
 いずれも江戸時代初期の作で、幅約3メートル、高さ約0・9メートル。同宮の本社にある欄間彫刻約150点の中では最大という。黒カビが発生して色がくすむなどしていたため、昨年から約1年かけて修復し、彩色も復元された。
 東面にある鳳凰は、長い尾を引いて翼を広げる姿が立体的に彫られ、青や赤、緑や金などで色鮮やか。西面の孔雀も松や芙蓉(ふよう)、雲などとともに極彩色で華やかな雰囲気を振りまいている。
 「男山桜まつり」の一部期間(28日~4月7日)は昇殿参拝を1日2回から5回に増やし、欄間を見ることができる。