武者行列を一目見ようと、沿道に多くの観客が詰め掛けた「亀岡光秀まつり」(2019年5月、亀岡市安町)

武者行列を一目見ようと、沿道に多くの観客が詰め掛けた「亀岡光秀まつり」(2019年5月、亀岡市安町)

 京都府亀岡市の旧城下町一帯で5月3日に開催予定の「亀岡光秀まつり」が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、秋に延期されることが27日決まった。市内の観光業者などでつくる同まつり実行委員会は「全国の状況を勘案しての判断。開催時にはコロナで落ち込んだ観光を盛り上げたい」としている。

 同まつりは地元ゆかりの戦国武将、明智光秀の功績をたたえる恒例行事で、50年近く続く中、延期は初めて。大河ドラマの主人公として光秀が注目を集める今年は、衣装を着て市内を練り歩く武者行列の人数を増やすなど例年より盛大に開催する予定で、6万人程度の観客を見込んでいた。
 この日の実行委会議で、事務局は「予定通り5月3日」と「秋に延期」の2案を委員らに提示。委員からは「コロナがあと1カ月で収まる状況でない」「400ある協賛企業も5月開催に納得しないのでは」との声が多く挙がった。「秋は参加できない団体もあり盛り上がりに欠ける」との意見も出たが、全国で自粛ムードが広がる中での開催は困難と判断、延期とした。
 今後、市の行事日程などを考慮した上で、11月下旬で調整する。実行委員長の楠善夫市観光協会長は「秋にはちょうどドラマの舞台も亀岡に移る。コロナで打撃を受けた分、みんなが元気になるまつりにできれば」と前向きに話した。
 まつりの一環で誘致していた「東京ディズニーリゾート・スペシャルパレード」は来年に仕切り直しとなる見通し。