枝先に小ぶりの花を咲かせたハナノキ(東近江市南花沢町・八幡神社)

枝先に小ぶりの花を咲かせたハナノキ(東近江市南花沢町・八幡神社)

 滋賀県東近江市に自生する国の天然記念物のハナノキが開花し、見頃を迎えている。紅色の小花を枝先に咲かせ、湖東地域に春の訪れを告げている。

 ハナノキはカエデ科の落葉広葉樹。同市が国内の自生の最西端とされ、同市北花沢町のハナノキ公園と南花沢町の八幡神社に1本ずつ天然記念物の指定木がある。聖徳太子が地面に刺した箸が木になったとの伝説があり、地元では神木としてあがめられてきた。
 八幡神社のハナノキは2010年に主幹部が折れたが、残った枝が年々育ち、樹勢が回復してきた。指定木以外の木々も開花し、来訪者を楽しませている。
 同市教委歴史文化振興課によると、開花の時期は例年並みで、見頃は北花沢町で今週末まで、南花沢町で来週中頃までの見込みという。