無観客で同時配信された京都市交響楽団の定期演奏会(京都市左京区・京都コンサートホール)

無観客で同時配信された京都市交響楽団の定期演奏会(京都市左京区・京都コンサートホール)

 京都市交響楽団(京響)の第643回定期演奏会がこのほど、左京区の京都コンサートホールで観客を入れずに行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ京響自主公演初の特例措置で、動画はインターネットを通じて同時に無料配信された。

 大ホールでは、当初予定していた公演初日と同じ午後2時半に開演した。常任指揮者広上淳一さんが硬軟自在にタクトを操り、楽員ら約80人が熱演。シューベルトの交響曲第5番とマーラーの交響曲第4番を無人の客席に響かせた。
 京響によると同時配信の視聴は4万5千人以上という。広上さんは「お客さまのいないステージは、試験を受けているみたいで緊張したが、響きは良かった。配信を通じて、多くのファンや市民への感謝の気持ちを伝えられたと思う」と振り返った。