「桜のトンネル」が見頃を迎えている鴨川堤防(29日、京都市北区・上賀茂橋東詰北側)

「桜のトンネル」が見頃を迎えている鴨川堤防(29日、京都市北区・上賀茂橋東詰北側)

 3月最後の日曜となった29日、京都市内各地で桜が見頃を迎えた。京都市北区の上賀茂橋付近の鴨川堤防では桜のトンネルができ、花見に訪れた人々や車が、ほぼ満開に咲いた淡いピンクの花々の下をくぐった。

 京都地方気象台によると、この日の市内の最高気温は11・7度と3月上旬並み。「花冷え」の上に、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、同橋周辺を訪れる人も例年に比べ少なめだった。それでも、前日からの雨もやんで、雨粒をまとった花びらを市民らがめでていた。鴨川沿いでは弁当を広げたり、散策したりする家族連れやグループも見られ、ゆったりと花見を楽しんでいた。
 奈良県天理市から夫婦で訪れた会社員の男性(47)は「家の中にいるとコロナウイルスのニュースばかりで気が重くなる。上賀茂神社で感染終息を祈った。花がきれいで心が洗われた」と話した。
 今年は記録的な暖冬で、桜の開花は平年より6日早かったが、ここ数日の低温や雨の影響もあり、満開に至っていないところも多い。