合併の基本合意書に調印した永守学園の永守理事長(左)と光楠学園の佐々井理事長=京都市右京区・京都先端科学大

合併の基本合意書に調印した永守学園の永守理事長(左)と光楠学園の佐々井理事長=京都市右京区・京都先端科学大

 京都先端科学大を運営する学校法人・永守学園(京都市右京区)は1日、京都学園中・高を運営する京都光楠(こうなん)学園(同区)との合併に基本合意した。かつて両大学・学校は同一法人が運営していたが分離した経緯があり、再び同系列に戻る。来年4月の合併を予定し、中高大の一貫教育を通じてグローバル人材の育成を目指す。

 今後、文部科学省に認可を申請し、永守学園が吸収する形で合併する。同学園はモーター大手の日本電産(南区)を創業した永守重信会長が理事長を務める。即戦力の人材輩出や脱「偏差値主義」を訴える永守氏と、高校生の海外留学・研修など特色ある教育を進めてきた京都光楠学園の佐々井宏平理事長の考えが一致し、合併に基本合意した。
 京都先端科学大の定員は4400人、京都学園高は1320人、同中学は240人。合併後は系列で6千人の生徒・学生を擁する。両法人は今後、内部進学制度や一貫教育のカリキュラムを協議する。
 同大学で合意書に調印した永守理事長は「受験勉強に追われる日本の若者は元気がなく、強いリーダーが出てこない。中学・高校と一体化して人材を育て、現在の教育システムに風穴を開けたい」と語った。
 同大学はこの日、右京区の京都太秦キャンパスに開設した工学部の新校舎も公開した。5階建て、延べ約2万5千平方メートルで、永守氏が約100億円の私財を投じた。24時間利用できる工房を備え、本格的な工作機械も多く導入した。