京都府は1日、京都市を除く府内で新たに4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち3人は、感染が拡大している京都産業大(京都市北区)の男子学生が出席して京都府井手町で開かれた交流会の関連だった。京産大関連の感染者は、学生(卒業生含む)27人や接触者を合わせて全国で計43人(1日午後9時現在)に上っている。

 府によると、感染したうち3人は井手町在住で、3月23日に同町であった交流会で男子学生と接触した30代男性と、この会の出席者で感染が確認された同町職員と接触したいずれも同町職員の30代男性と50代女性。3人は軽症や無症状という。
 京産大に端を発したとみられる同町関連の感染者は計11人となり、感染者集団(クラスター)を形成している可能性がある。
 もう1人の感染者は大阪府で感染者と接触した宇治市の20代男性。
 新たに職員2人が新型コロナウイルスに感染し、計5人の感染が確認された井手町役場は、1日も本庁舎を閉鎖し、臨時窓口で来庁者に対応した。
 本庁舎勤務73人のうち、感染した職員がいる3課室は職員19人を自宅待機とし、業務は休止したまま。本庁舎の消毒は前日までに終えたが「閉鎖解除は未定」(企画財政課)という。
 最初に感染が確認された職員3人は、クラスター発生のきっかけとなった京産大学生らとの交流会に出席していた。学生は「井手応援隊」として町内の古民家「むすび家(や)カフェ」を拠点にまちづくり活動に取り組んでいた。「知っている学生さんもいる。不安やね」と心配する町民もいた。