供用が始まった都市計画道路「桂寺戸線」(京都府向日市寺戸町)

供用が始まった都市計画道路「桂寺戸線」(京都府向日市寺戸町)

 京都府向日市寺戸町から京都市西京区に延びる都市計画道路「桂寺戸線」の供用が、このほど始まった。5年前から取り組んできた事業で、京都市側の工事完了に合わせて実施した。向日市は都市計画道路の整備状況が府内の平均を大きく下回っており、今後も重要課題として取り組んでいくという。

 供用が開始されたのは、阪急洛西口駅東側の道路で、変電所前の踏切から北へ450メートルの区間。駅東側の開発に伴う土地区画整理事業で整備され、市は2015年から事業に着手していた。京都市側でも工事が終わり、3月30日から、車両や歩行者が通行できるようになった。
 向日市は、高度経済成長期に大阪や京都のベッドタウンとして開発され、幹線道路の基盤整備が追いつかないまま宅地化が急速に進んだ。同時期に決定された都市計画道路網は、市内の整備率が現在は33%。府全体の整備率73%と比べても大きく下回る。
 桂寺戸線も供用が開始されたのは計画の一部の区間で、一帯は住宅が並び、生活道路が広がる。供用後も当面は南側の幅員を狭くして通行量の抑制を図るなど、周囲の環境に応じた対応に迫られている。
 市は「都市計画道路は災害時の避難通路に指定されるなど、重要な道。まちづくりとセットで進めるなどして、道路整備の最優先課題として取り組んでいきたい」としている。