木工や紙工に必要な機械が備えられた作業室(京都市上京区浄福寺通中立売上ル)

木工や紙工に必要な機械が備えられた作業室(京都市上京区浄福寺通中立売上ル)

通称「赤レンガ路地」の奥にある工作室「クラフテリア」

通称「赤レンガ路地」の奥にある工作室「クラフテリア」

 京都市上京区の西陣地区に残る路地の町家を活用し、創作活動ができる工作室「クラフテリア」が、通称「赤レンガ路地」=浄福寺通中立売上ル=の奥に完成し、プレオープンした。木工や紙工に必要な機械を備えており、若手職人の制作拠点として活用を呼びかける。

 ギャラリー運営やまちづくりに携わるNPO法人「アニュアルギャラリー」(同区)が、明治時代に建てられたとみられる町家(木造2階建て延べ約80平方メートル)を改装し、開設した。職人は、都市部で創作したくても、スペースや音の問題から近隣市町に転居する人が多いため企画した。
 骨組みやはりを残して町家の雰囲気を壊さないようにしつつ、作業がしやすいよう畳が敷かれていた空間を土間にした。ボール盤や糸のこぎり、レーザーカッターやカッティングプロッターなど加工に必要な工具をそろえた。ポスターやパンフレットなどを作成できる機器も備え、PR活動も後押しする。今後、大型インクジェットプリンターや陶芸ができる電気窯も導入する。
 若手職人だけでなく、家具やイベント用品を手作りしたい人など誰でも利用できる。いずれは、町家を改修したい人に、工具の貸し出しも行う。
 同法人の飯高克昌代表は「西陣は昔から職人が多く住んでおり、ものづくりに適した環境がある。創作意欲の集積所になれば」と話している。
 利用希望者は会員登録の後、機器講習(500円)を受ける必要がある。料金は30分500円(要予約)。問い合わせは同法人075(431)6469。