アオサギが営巣する古木めがけて飛ぶタカ(京都府宮津市鶴賀)

アオサギが営巣する古木めがけて飛ぶタカ(京都府宮津市鶴賀)

 「宮津城の名残の木」とされ、昨年、アオサギの巣が鈴なりになった古木(京都府宮津市鶴賀)に今年もアオサギが飛来し始めている。産卵期前に対処しようと府丹後土木事務所はこのほど、タカによる追い払いを行った。

 古木は昨年、多くのアオサギが巣を作り、ふん害による枯死が懸念された。同事務所は巣立ちを待って巣40個を処分し、樹勢を回復させるために枯れ枝の剪(せん)定などを行った。
 同事務所によると、今年も2月下旬からアオサギが寄りつき始めた。2月29日に10個ほどの巣を撤去し、巣があった場所に鳥よけの風船を設置。1週間程度は効果が見られたが、徐々に戻ってきていた。
 3月19日にタカによる追い払いを初めて実施した。タカが枝に止まると、アオサギたちは危険を察して向かいの京都府警宮津署の屋上や近くの府漁業協同組合宮津地方卸売市場の屋根に逃げた。以降、タカによる追い払いを複数回行い、23日は巣13個を撤去した。
 同事務所は「風が強くタカが飛びにくい状況だったが、一定の効果があった」と言い「引っ越し先が決まらないのか戻ってきているアオサギもいるが、しばらく様子を見たい」としている。