「ブラジャーが作れることを知ってほしい」と話すTACOさん(京都市中京区)

「ブラジャーが作れることを知ってほしい」と話すTACOさん(京都市中京区)

 ブラジャーが合わずに肌がかぶれたり、窮屈さを感じたりしたことはありませんか? 京都市左京区の洋服作家TACOさん(48)もそんな一人で、長年悩み続けたという。ある日、「気に入った下着を買うことができないのなら、自分で作ればいい」と思いつき、改良を重ね、評判を呼ぶようになった。17日から19日まで京都市内の画廊で手作りキットを販売する。

 ブラジャーの不具合を感じ始めたのは、20代のころからという。「夏になると汗をかいて蒸れる。あせもが出てしまい困っていました」。通気性のいいタイプを探しても、肌に合わない。その繰り返しだった。

 「肌触りのいいガーゼのブラがほしいな。できれば、カラフルな下着があればいいのに」との思いが募っていた5年ほど前、ふと気付いた。自分で作ればいい。2枚のダブルガーゼでパッドを挟み、Tシャツ用ニット生地で作ったひもをつけた。

 着心地は楽で、手ざわりは柔らか。「ふわふわブラジャー」と名づけて、着古したTシャツやハンカチでも作った。TACOさんが楽しんで作って愛用していることを知った女性たちから「ブラで肌トラブルになって困っている。作り方を教えてほしい」との声が寄せられ、各地でワークショップをするようになった。

 TACOさん考案の手作りブラジャーのキット(3000円)を17日から京都市中京区堺町通御池下ルの堺町画廊で開かれる「TACOの日常着」で販売する。パンツや羽織物なども展示販売。「下着は自分で作れないと思っている人は多いけれど、自分で作ることができるし、自分の体を知ることにもつながる。ぜひ自分に合うブラジャーを作ってほしい」とTACOさんは話す。午後1時から午後6時。当初予定していたワークショップは中止。