春を代表する桜を描いた京都美術工芸大生の作品(京都市東山区・三条京阪駅)

春を代表する桜を描いた京都美術工芸大生の作品(京都市東山区・三条京阪駅)

銭湯絵をイメージした京都芸術大生の作品(京都市東山区・東山駅)

銭湯絵をイメージした京都芸術大生の作品(京都市東山区・東山駅)

足元の高さから見る世界をイメージした京都女子大生の作品(京都市下京区・五条駅)

足元の高さから見る世界をイメージした京都女子大生の作品(京都市下京区・五条駅)

 京都市営地下鉄の駅構内を、市内の芸術系大学の学生たちがアートで彩る「KYOTO駅ナカアートプロジェクト」が開かれている。無機質な印象のある駅構内に、感性が光る平面作品が並び、利用者を和ませている。

 プロジェクトは2011年、駅の活性化を目的に始まった。今年のテーマは「アートのあふれる駅」。参加12大学が烏丸線と東西線の計11駅で作品を披露する。
 東山駅(東山区)では、京都芸術大(旧京都造形芸術大)の学生が壁面のタイルから着想を得て、通路の一角を銭湯の浴室に見立てた。片方の壁に京都タワーや金閣寺などの観光名所を描いた縦1・7メートル横7・4メートルの壁画を展示、対面の壁に鏡を掲げた。五条駅(下京区)では京都女子大生12人が足元の高さから見る世界を表現し、足元に咲く花や昆虫などを実物の何十倍もの大きさで描いたシールで、コンコースの壁や柱を装飾している。
 三条京阪駅(東山区)では、京都美術工芸大生が、桜のつぼみや風に舞う花を描いたパネル約90枚を、階段の壁面の長さ約50メートルに並べた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で花見の自粛ムードが広がる中、作品に見入る利用者の姿も見られる。5月31日まで。