初めて中止となる「かやぶきの里」の一斉放水(2019年5月20日、南丹市美山町北)

初めて中止となる「かやぶきの里」の一斉放水(2019年5月20日、南丹市美山町北)

 京都府南丹市教育委員会は6日、南丹市美山町北の国の重要伝統的建造物群保存地区「かやぶきの里」で毎年5月20日に行われている「一斉放水」を、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中止することを決めた。

 一斉放水は、2000年5月20日に美山民俗資料館が焼失したのを受け、02年に旧美山町が同地区内に放水銃を設置し、設備の点検を兼ねて毎年5月と12月に行っている。

 かやぶき民家を水煙のように水が覆う姿を見ようと、府内外から多くの観光客が訪れる。府内の感染者が増加傾向にあることや、クラスター(感染者集団)発生を防ぐため、市教委は地元の北村かやぶきの里保存会と協議した結果、中止に踏み切った。

 市教委社会教育課は「冬も含めて中止は初めて」としている。現在のところ12月の一斉放水は行う予定。