滋賀刑務所

滋賀刑務所

 法務省は、滋賀刑務所(大津市大平1丁目)について、2022年3月で刑務所機能を廃止し、敷地内に拘置支所を新設する方針を明らかにした。施設の老朽化などのためで、受刑者らは今後、滋賀県外の刑務所に分散して収容される。

 同刑務所は敷地面積約7万5千平方メートルで、1966年に運用が始まった。定員は706人で、刑期10年未満で犯罪傾向が進んでいない26歳以上の男性受刑者らを収容。7日現在、受刑者464人と、併設の拘置所区画に男女の被告51人が入所しており、ここ1年の収容率は約7割で推移しているという。
 法務省は昨年7月、同刑務所の建物の多くが築50年以上で、全国的に受刑者数が減少していることから、廃止方針を決定。一方、拘置所区画には、大津地裁での裁判を控える被告らを収容しており、敷地の一部を拘置支所として活用する。隣接する別棟の大津少年鑑別所は維持される。
 現状の滋賀刑務所の受刑者は、同種の受刑者を収容する加古川刑務所(兵庫県)や三重刑務所などに移送される。京都刑務所(京都市山科区)は犯罪傾向が進んでいる受刑者を収容しているため、対象外となる見通し。滋賀刑務所の担当者は「施設の大部分は取り壊しになる。跡地の活用方法も今後の検討課題になる」としている。