自身が生けたイチハツの手入れをする浅井さん(京都府南丹市園部町・京都府警南丹署)

自身が生けたイチハツの手入れをする浅井さん(京都府南丹市園部町・京都府警南丹署)

 京都府南丹市園部町の女性が、京都府警南丹署の受付カウンターにいけばなを15年間、飾り続けている。生けられた季節の花々が、署員や訪れた地域住民の目と心を癒やしている。

 同署近くに住む浅井淑子さん(82)。中学2年からいけばなに取り組み、町内の花屋の2階で指導している。「地域が少しでも華やかになれば」との思いが高まり、2004年7月から同署での飾り付けを始めた。
 自身が生けた花の瓶の水を入れ替えたり、花を整えたりするために、2日に一度、午前5時半ごろに同署を訪れている。「見てくれる人がいるから楽しみになっている」と自宅から徒歩5分の道中、息を弾ませて通っている。
 これまで、春はサクラ、夏はアヤメ、秋はキク、冬はスイセンなど季節感のある花を生けてきた。今はイチハツを生けており、この後はタンチョウソウやスイートピーを飾る予定だ。浅井さんは「毎日の生きがいになっている。少しでも和ませることができるなら、うれしい。体が元気なうちは続けたい」と意気込む。