感染者への新たな措置

感染者への新たな措置

 新型コロナウイルスの感染拡大で大阪府と兵庫県に緊急事態宣言が出されたことを受け、京都府は8日、感染者用の病床を今月中に現在の約2倍となる250床まで増やす方針を明らかにした。無症状者や軽症者の宿泊施設での療養も15日までに開始し、重症者への治療が行き届くように医療体制を強化する。

 府は8日現在、指定医療機関や救命救急センターなど13施設で、感染症病床や集中治療室(ICU)、結核病床といった新型コロナウイルスの患者に対応できる病床を計約140床確保している。

 今後は一般病床の一部を新型コロナウイルス患者用に使えるよう、一般患者と動線を分けることなどを医療機関に依頼し、遅くとも4月末までには250床に増加する。さらに5月以降には400床に拡大する目標を掲げている。

 PCR検査で陽性と判明した場合、これまでは全員入院させる方針だったが、無症状者や軽症者は宿泊施設か自宅での療養に順次切り替える新たな措置も決めた。人工呼吸器などの医療措置が不可欠な重症者のために病床を確保する狙いで、症状に応じた振り分けは府庁内に設置した医療コントロールセンターが担う。

 府内の感染者数は増加し続けており、西脇隆俊知事は「(病床確保は)早め早めに対応しなければならない。医療崩壊は起こさない」と強調している。