閑散とする木屋町通かいわい。飲食店などの営業自粛で学生のアルバイト先も減っている(4日午後7時42分、京都市中京区)

閑散とする木屋町通かいわい。飲食店などの営業自粛で学生のアルバイト先も減っている(4日午後7時42分、京都市中京区)

 新型コロナウイルスの感染拡大により大学生の6割弱が家族の収入の減少を見込み、自らのアルバイト収入も7割強の学生が減ると不安を抱えている実態が分かった。一般社団法人・大学スポーツコンソーシアムKANSAI(KCAA、事務局・立命館大)が今月1日から緊急調査し、9日に結果を発表した。

 調査はホームページなどでアンケートを呼び掛けた。1週間で1561人の大学生(2・6%が大学院生など)が回答。うち84%が近畿の大学だった。
 経済的影響の項目で「家族の収入への影響は」との問いに35%が「減少」と答えた。さらに「家族収入の4月以降の減少可能性は」には56%が「減少」と回答。また全体の992人がアルバイトをしており、アルバイト収入について58%が「減少」と答え、74%の学生が「4月以降減少する可能性がある」とし、影響の大きさが示された。
 運動部や文化部、サークル・同好会など何らかの団体に所属するのが約千人。うち81%は活動中の感染に不安を感じており、具体的な場面は練習への交通機関、他部員との距離、部室、ミーティングなどが挙がった。また活動費は約6割の学生が親の支援やアルバイトでまかなっており、「活動継続に経済的な不安を感じている」と答えた。
 KCAAは大学スポーツの発展を目的に関西の大学が連携する。調査代表者でKCAA副会長を務める大阪体育大・藤本淳也教授は「政府は経済対策を打ち出したが、今後は大学生の困窮も見えてくるだろう。大切なことは大学関係者が学生の実情をまず知ることだ」と話す。