11日以降、タクシーは配車数がさらに減り、バスも観光路線は運休となる(亀岡市追分町・JR亀岡駅前)

11日以降、タクシーは配車数がさらに減り、バスも観光路線は運休となる(亀岡市追分町・JR亀岡駅前)

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が出されたことを受け、京都府丹波地域のタクシーや一部の路線バスにも影響が広がっている。地域の足としての機能を維持しつつも、稼働台数の縮小や、観光客向けの路線を運休するなど、対応に追われている。

 京都タクシー(亀岡市余部町)では、3月中旬から乗客が前年同期比で3割減となり、政府が東京や大阪などに緊急事態宣言を出した7日以降、5割減と大きな影響が出ている。特に、トロッコ亀岡駅から保津川下り乗船場までの利用や、市内企業を訪れる会社員などの利用がなくなった。現在、乗客はほぼ通院や買い物での利用という。
 出勤する社員数も通常の7割程度に抑えてきたが、11日以降は5割程度に抑制。21日からは配車受付時間を1時間繰り上げ午前1時(金、土曜は午前1時半)までとする予定だ。同社総務部は「かつての不況とはレベルが違う乗客の減り方。政府の雇用調整助成金も申請するが、支給まで時間がかかると厳しい」と、経営面への影響に懸念を示す。
 一方、亀岡営業所管内でバス25路線を運行する京阪京都交通(同市篠町)は、トロッコ亀岡駅-保津川下り乗船場の路線を、トロッコ列車運休に合わせ8日から運休した。11日からは、大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に合わせ1月に開設した桔梗(ききょう)シャトル(JR亀岡駅-湯の花温泉-谷性寺近く)も運休する。
 「森の京都」エリアの活性化に向け、JR京都駅八条口(京都市南区)と京阪樟葉駅(大阪府枚方市)から美山町自然文化村(南丹市美山町)に向かう高速バス路線も運行をやめた。
 同社は「運休したのはいずれも観光路線で、亀岡市や南丹市を回る生活路線の23路線は運休も減便もする予定はない」としている。