公開された「滋賀県COVID―19災害コントロールセンター」(大津市京町・県危機管理センター)

公開された「滋賀県COVID―19災害コントロールセンター」(大津市京町・県危機管理センター)

 滋賀県は、新型コロナウイルス患者の情報を一元化し、入院・宿泊療養の受け入れ先を調整する機関「県COVID―19災害コントロールセンター」をこのほど、報道機関に初めて公開した。県内では既存の感染症病床34床が感染者で埋まりつつあり、重点医療機関に指定する予定の県内2病院(約100床)への入院受け入れを視野に、感染拡大に備えて24時間態勢で業務を行っている。

 同センターは県危機管理センター(大津市京町4丁目)2階の災害対策室に県が8日開設した。現在、災害医療コーディネーターに任命された医師など10数人が、PCR検査で陽性が出た患者の情報を県内各保健所と共有し、入院先を調整している。感染が今後拡大した場合は入院先に加え、軽症者の宿泊先の調整も進める。COVID―19は新型コロナウイルス感染症の世界保健機関(WHO)の呼称。
 県内では感染者が連日増え続けており、県内の既存の感染症病床34床で収容しきれなくなった場合、重点医療機関に指定予定の県立総合病院(守山市)と彦根市立病院の計約100床を活用する。
 同センター医療コントロール部リーダーの松原峰生・大津赤十字病院高度救命救急センター長は「これは災害。保健所、地域医療のサポート役に徹したい」と話している。