緊急事態宣言を要請する会見に登壇した手話通訳者(中央)=10日午前10時16分、京都市上京区・府庁 撮影・増山遼

緊急事態宣言を要請する会見に登壇した手話通訳者(中央)=10日午前10時16分、京都市上京区・府庁 撮影・増山遼

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都府の西脇隆俊知事と京都市の門川大作市長が緊急事態宣言を要請した10日の会見から、手話通訳が導入された。


 府障害者支援課によると、この日の朝に府聴覚障害者協会から会見を手話通訳してほしいとの要望があった。担当者が京都聴覚言語障害者福祉協会に相談し、手話通訳者を手配してもらったという。
 府庁で開かれた会見では、2人の手話通訳者が西脇知事と門川市長の間に交代で立ち、約1時間にわたって通訳した。同課は「本来なら入念な事前準備が必要だが、急なことにもかかわらず対応してもらえた」と協力に感謝した。府によると、手話通訳者の会見同席は「過去は分からないが、近年では例がない」(広報課)という。
 府では今後も災害などで知事が緊急なメッセージを伝える際には同席を検討するとしている。