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 うららかな日和に街並みがかすみ、濃淡入り交じった紅白が枝先でほころぶ。北野天満宮(京都市上京区)は、梅を愛した菅原道真を祭神とする。境内の一角にある梅苑から小型無人機を飛ばすと、巻き起こす風が甘い香りを運んできた。


 本殿前の樹齢350年以上とされるご神木をはじめ、境内には約50種、1500本の梅が植わり、その半数以上が梅苑にある。

 

 花をめでる「梅花祭」に始まり、梅にちなんで歳時が移ろう。収穫した実を乾燥させた縁起物の「大福梅」づくりは、初夏から秋口の風物詩となっている。年末には枝を刈り込んだ「ずばい」を収穫し、飾り付けて年始の授与品としている。


 道真公は学問の神でもあり、初詣や受験シーズンには合格祈願の参拝者が多い。厳しい冬を越えた梅の花は、今まさに見頃。受験生たちのもとにも、開花の便りは届いているだろうか。