部下の公務災害に関する書類作成を放置し、その発覚を免れるために病院への支払いを肩代わりしていたとして、滋賀県警監察官室が、県内の警察署に勤務する40代の男性警部補を所属長訓戒の処分にしていたことが4日、県警への取材で分かった。

 監察官室によると、警部補は2016年7月、仕事中に軽傷を負った部下の男性警察官から、公務災害の申請を受けたが、書類を作成せずに放置した。また、部下が受診した病院から治療費の問い合わせを受け、本来は全額公費負担になる治療費約3万円を立て替えて病院に支払い、書類作成の放置を隠ぺいしていた。

 警部補は「手続きの仕方が分からなかった」などと話している、という。処分は昨年12月11日付。

 同室の説明では、同8月、警部補が送るはずの案内状が届かないという地元自治会からの問い合わせを受け、他にも未処理の業務がないか調べたところ、発覚した。公務災害の書類は同11月に適正に処理したという。