華麗な足技で鞠を蹴り合う蹴鞠保存会の会員たち(4日午後2時50分、京都市左京区・下鴨神社)

華麗な足技で鞠を蹴り合う蹴鞠保存会の会員たち(4日午後2時50分、京都市左京区・下鴨神社)

 新春恒例の「蹴鞠初(けまりはじ)め」が4日、京都市左京区の下鴨神社であった。烏帽子(えぼし)や鞠水干といった華やかな装束に身を包んだ蹴鞠(しゅうきく)保存会の会員が「アリ」「ヤァ」「オウ」の掛け声を響かせながら、鹿皮を縫い合わせた鞠を優雅に蹴り合った。

 蹴鞠は飛鳥時代に日本に伝わったとされ、平安時代に貴族の間で広まった。下鴨神社では王朝文化を今に伝える神事として受け継がれている。この日は、会員約20人が本殿に参拝後、神前の「鞠庭」に8人ずつ入場。重さ約150グラムの鞠を巧みに操りつつ下に落ちないよう蹴り合う動きに、見守った参拝者が大きな拍手を送った。

 平成最後となった蹴鞠初めを終えた後、保存会の上田恒弘理事長は「天皇陛下に2度ほど見ていただいた時のことを思い出しながら蹴りました」と話した。