新型コロナウイルスの広がりを防ぐには感染者の集団「クラスター」を生み出さないことが重要だ。政府の専門家会議は、1人から複数の人に感染が起き得る条件を示して注意を呼び掛ける。

 厚生労働省のまとめでは、国内の感染者の約8割は誰にもうつさないまま回復した。一方で、大阪市のライブハウスや東京都の屋形船などでは、同じ場所にいた多くの人の感染が確認された。誰もが同じように周りにうつすのではなく、広がりやすい場所や環境があるのがこのウイルスの特徴とみられる。

 専門家会議は、(1)換気の悪い密閉空間(2)人が密集している(3)近距離で会話する―を満たすとクラスターを生む恐れがあるので、避けるよう求めている。具体例としてライブハウスやスポーツジム、懇親会などを挙げたほか、屋外の運動はいいが着替えの場所は要注意とした。このほか、手洗いやせきエチケットの徹底も勧めている。