来庁者に右奥の臨時窓口を案内するため、本庁舎前に立つ職員(京都府井手町役場)

来庁者に右奥の臨時窓口を案内するため、本庁舎前に立つ職員(京都府井手町役場)

 京都府井手町は15日に予定していた、本庁舎の業務再開を延期した。13日に新たに町職員2人の新型コロナウイルス感染が判明したためで、再開時期は未定。町は14日、町内3100戸に再開延期を知らせる文書を配布し、職員は対応に追われた。

 町によると、高齢福祉課の40代男性と建設課の60代男性がPCR検査で「陽性」となった。40代男性は3月に京都産業大生と交流会を行い感染した職員と同じ課で、濃厚接触者として検査を受けていたが、陰性の結果が出ていた。8日に発熱があり再検査したところ陽性となった。
 60代男性は感染が判明した職員との濃厚接触は確認されていなかったが、6日に発熱し検査を受けた。町はコピー機など共有部分からの感染可能性があるとして、庁舎内の消毒作業を行った。
 本庁舎に勤務する七十数人のうち、現在20人が自宅待機となっている。町によると、応援の職員などを配置しており、業務に支障はないとしている。
 町は最初に職員の感染が判明した3月末から本庁舎を閉鎖し、臨時窓口での応対を続けている。5日には町民に向け「町に勤務するすべての濃厚接触者の陰性が確認できた」として、15日をめどに本庁舎の通常業務を再開すると文書を配布していたが、新たに職員の感染が判明したため、業務再開が延期になる旨の文書を職員が配布し直した。
 本庁舎前では町職員が立ち、来庁者に臨時窓口を案内していた。町内で店を営む60代女性は「誰が悪いわけでもない。客も減って苦しい毎日だが、なんとか頑張りたい」と話した。