池坊専好次期家元の指導の下、初春の花を生ける門弟ら(5日午前8時35分、京都市中京区・華道家元池坊家元道場)

池坊専好次期家元の指導の下、初春の花を生ける門弟ら(5日午前8時35分、京都市中京区・華道家元池坊家元道場)

 新年の門出を祝う華道家元池坊の「初生け式」が5日、京都市中京区の家元道場などで行われた。8歳から年女となる95歳まで、全国から集った約1500人が初春の花を生け、一年の精進を誓った。

 振り袖や羽織はかま姿の男女36人が六角堂に参拝後、家元道場での初生けに臨んだ。若松やユキヤナギ、チューリップなどを手に小気味よい花ばさみの音を響かせる様子に、池坊専好次期家元が「花の表情を見て」「前後のバランスを考えて」と声をかけた。

 いけばなを始めて1年の女児(8)=広島県世羅町=は、センリョウやバラを伸びやかに生け「もっと上手になりたい」と願いを託した。

 池坊次期家元は「難を転じてしなやかに」との思いを込め、ナンテンや赤芽柳で「穏(おだやか)」と題した花を生けた。平成最後の初生けに「澄んだ気持ちで新たな時代を迎えたい」と語った。