京都の洋楽文化に貢献した音楽家らに贈る第38回藤堂音楽賞に、チェロ奏者の日野俊介さん(56)=京都市中京区=と作曲家の平野一郎さん(44)=右京区=が選ばれた。

 日野さんは京都市立芸術大を卒業後、大阪センチュリー交響楽団(現日本センチュリー交響楽団)など関西の楽団で活動する一方、ソロや室内楽の演奏会でも活躍している。現在、関西フィルハーモニー管弦楽団特別首席奏者。

 平野さんは、同大学在学中から全国各地の祭礼と音楽を巡る踏査を行い、日本の風土や伝承に根ざした創作を展開。演奏家や美術家と作り上げたオペラや、石清水八幡宮(八幡市)の伝承をテーマにした曲「八幡大縁起」などを発表している。

 同賞は、藤堂顕一郎音楽褒賞基金運営委員会が1981年度から毎年、選考を続けている。褒賞金は1件50万円。授賞式は6日に上京区の京都ブライトンホテルで行われる。