友禅染のシルク生地を使ったマスク(京都市右京区・亀田富染工場)

友禅染のシルク生地を使ったマスク(京都市右京区・亀田富染工場)

 アロハシャツなどを販売する京都市右京区の会社がこのほど、製造工程で出たシルク生地の端切れを入れたマスクキットのプレゼントを始めた。受け取った人からは「暗い気持ちが華やかになる」といった声が寄せられている。

  友禅染のアロハシャツなどのブランド「パゴン」を展開する亀田富染工場が取り組む。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、肌触りがよいシルクの端切れがマスクに生かせると考えた。およそ25センチ四方の端切れ4枚とゴムひもに加え、作り方を説明する動画サイトにつながるQRコードなどが載った紙を封入。送料を自社で負担して希望者に無料で送っている。

 オレンジや黄、白、黒などを使って描かれた金魚や花、猫などがあしらわれた生地でマスクを作った人たちからは「すてき」「気持ちが華やかになった」といった感想が届く。

 同市内のパゴン3店を7日から当面の間、臨時休業とするなど、新型コロナウイルスの感染拡大による打撃は大きい。疫病退散の効験があると言い伝えられる妖怪アマビエの看板を三条店(同市中京区)に置くなど、早期の終息を願う亀田憲明社長(63)は「厳しい状況だからこそ、利益や売り上げうんぬんではなく、世の中の役に立つことを一生懸命やりたい」と前を向く。同社サイトの問い合わせフォームから申し込む。柄は選べない。数量限定。