<ソラドリWEB> 

 

 3月にしては冷えこんだ朝を迎えた。澄み切った青空の下、朱塗りの三門が朝の光を浴び、鮮やかに輝いている。


 妙心寺(京都市右京区)は、全国約3400カ寺の臨済宗妙心寺派の大本山。花園天皇が離宮を禅寺に改め、1337年に創建された。

 

 ドローンの高度を少しずつ上げると、三門の北側に仏殿の瓦屋根が見え始め、さらに北には法堂(はっとう)が姿を現す。重要文化財が一直線に並ぶ。禅宗寺院の伽藍配置が見てとれた。


 その周りを取り囲むように、春日局の菩提(ぼだい)寺・麟祥院や、「沙羅双樹の庭」で有名な東林院など、46の塔頭(たっちゅう)が立ち並ぶ。緑豊かな石畳の参道は散策の場としても親しまれ、市民が笑顔で通り過ぎていく。


 約33万平方メートルの広さを誇る日本随一の禅寺。空から眺めてみると、ゆったり流れる時間と、禅のおおらかな心を感じた。