初荷の出荷を前に、大福茶で乾杯する辻社長(左から2人目)と社員たち=宇治市宇治・辻利一本店

初荷の出荷を前に、大福茶で乾杯する辻社長(左から2人目)と社員たち=宇治市宇治・辻利一本店

 新春にお茶の商売繁盛を願う宇治茶の初荷出荷式が4日、京都府宇治市宇治の老舗茶問屋辻利一本店であった。

 かつて宇治市内の茶問屋が一斉に行っていた縁起担ぎの行事で、同店が年初めの営業日に毎年行っている。

 今年の初荷量は966キロと例年並みで、煎茶の出荷が昨年より増えた。内訳は抹茶が54%、煎茶が37%、玉露・かぶせ茶が6%、ほうじ茶が3%という。仙台市から北九州市まで全国18の企業に出荷した。

 店の前に「初荷」と書かれたのぼりが掲げられた。出荷式では辻俊宏社長(57)や従業員たちが揃(そろ)いの法被に身を包み、昆布と小梅入りの大福茶で乾杯した。辻社長は「昨年は災害が多かったので、今年は平穏な一年となるよう願いを込めて出荷した。初荷出荷の伝統をこれからも守りたい」と話していた。