初防衛を果たした山下さん(左)と挑戦者の森田さん=大津市神宮町・近江神宮

初防衛を果たした山下さん(左)と挑戦者の森田さん=大津市神宮町・近江神宮

名人に輝いた粂原さん(左)=大津市神宮町・近江神宮

名人に輝いた粂原さん(左)=大津市神宮町・近江神宮

 競技かるたの日本一を決める「第65期名人位・第63期クイーン位決定戦」が5日、大津市の近江神宮であった。両試合とも最終5回戦までもつれる激戦となり、名人位は会社役員で京都大かるた会所属の粂原(くめはら)圭太郎八段(27)=京都市左京区=が2度目の挑戦で初めてタイトルをつかんだ。クイーン位は会社員の山下恵令(えれ)クイーン(33)=東京都江戸川区=が初防衛を果たした。

 全日本かるた協会主催。競技かるた最高峰の大会で、予選を勝ち抜いた挑戦者が名人・クイーンに挑んだ。今回から女子も5回戦方式に変更し、男女とも3戦先取で競った。

 名人戦は昨年と同じ顔合わせとなり、会社員の川崎文義名人(30)=福井県越前市=と一進一退の攻防を繰り広げたが、最終戦で挑戦者が11枚差をつけて圧倒。粂原八段は「この1年は、名人との差を埋めようと頑張ってきた。仲間にも励まされて、勝ち取ることができた」と喜んだ。

 クイーン戦は初挑戦した教員の森田真央六段(24)=東京都練馬区=が序盤2連勝したが、3戦目以降はクイーンが実力を発揮し、逆転でタイトルを守った。山下クイーンは「危ない試合運びだったが、最後は勝ててほっとした」と話した。