水路閣を訪れ、明治時代の偉業を学ぶ参加者たち(京都市左京区)

水路閣を訪れ、明治時代の偉業を学ぶ参加者たち(京都市左京区)

 琵琶湖疏水関連の史跡を巡る「京都再生ウォーク講座」が5日、京都市左京区の南禅寺周辺で開かれた。参加者は明治維新後の京都に活力を呼び戻した偉業に触れた。

 明治150年を記念し、京都アスニーが初めて開いた。京都産業大日本文化研究所上席特別客員研究員の小嶋一郎さん(56)が案内し、午前と午後の2回で約50人が参加した。

 イベントでは工事を指揮した技師田辺朔郎の銅像を訪れた後、南禅寺境内のレンガ造りの水路閣や、蹴上インクラインを見学し、京都の近代化に大きな役割を果たした疏水建設について学んだ。その後、山縣有朋の別荘だった「無鄰(むりん)菴」で、7代目小川治兵衛が疏水を利用して造った庭園を散策した。

 参加者した無職の男性(70)=左京区=は「じっくり回ることがなかったので勉強になった。南から北に疏水を流すのは大きな苦労があっただろう」と話していた。