温室で芽吹いた茶葉を丁寧に摘み取る研究員たち(京都府木津川市相楽台・福寿園CHA遊学パーク

温室で芽吹いた茶葉を丁寧に摘み取る研究員たち(京都府木津川市相楽台・福寿園CHA遊学パーク

 「日本一早い」とされる茶の初摘みが5日朝、京都府木津川市相楽台の福寿園CHA遊学パークであった。研究員らが、温室で芽吹いた柔らかな新茶を摘み、新年の茶業発展を祈った。

 同パークでは、1年を通して茶葉が収穫できる栽培方法を研究している。

 約100平方メートルの温室では、昨年11月下旬から夜間に蛍光灯を点灯させ、茶が深く休眠しないように工夫。暖房で室温を20~25度に保つことで生育を促し、同12月初旬には新芽が芽生えた。前年に続き、12月下旬から覆いをして日光を遮り、渋みが少なくうまみの濃いかぶせ茶を育てた。

 府南部の露地栽培より4カ月ほど早く茶摘みを迎え、福寿園の福井正興社長らが、宋から茶の種を持ち帰った栄西禅師ら先人の像に茶葉を供えた。続いて研究員たちが緑鮮やかな新芽約5キロを一つ一つ手で摘んだ。茶葉はこの日、同社の宇治茶工房(宇治市)で手もみ製茶し、招待客に振る舞われた。