学校近くのビニールハウスで始めたイチゴの栽培(福知山市大内)

学校近くのビニールハウスで始めたイチゴの栽培(福知山市大内)

ビニールハウス栽培が始まる予定の旧中六人部小のグラウンド(福知山市大内)

ビニールハウス栽培が始まる予定の旧中六人部小のグラウンド(福知山市大内)

 廃校になった京都府福知山市大内の旧中六人部小のグラウンドを活用し、地元企業がイチゴや黒豆の栽培に挑もうと準備を進めている。試験的に栽培を始めたイチゴは赤く色づき始め、関係者らがビニールハウスの完成を楽しみにしている。

 中六人部小は児童数の減少で2018年3月に閉校。新規事業として農業を計画していた電気設備会社の井上(同市篠尾新町)が、跡地活用に向けて市が事業者を募集しているのを知って、1月に市と賃貸借契約を結んだ。
 現在、グラウンドでは広さ2142平方メートルのビニールハウスを建設しており、7月ごろまでの完成を目指す。9月ごろに苗を植え、12月に収穫できるという。
 近隣に借りた農地ではイチゴや黒豆を試験的に栽培している。イチゴの「紅ほっぺ」や「章姫」は販売もしており、福知山市内の喫茶店などのスイーツにも使用されている。
 同社はイチゴの摘み取り体験やカフェ、お菓子作り教室などができないかを検討中だ。多くの人の出入りができるよう、5月から校舎の改修も行う予定だ。
 井上大輔社長は「地域課題の解決のために貢献し、学校を再び人の集まる場所にしたい」と意気込んでいる。