日銀京都支店(京都市中京区)

日銀京都支店(京都市中京区)

 日銀京都支店がこのほど発表した4月の金融経済概況は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都府と滋賀県の景気を「弱い動きとなっている」とし、3月に続いて総括判断を引き下げた。2カ月連続の判断引き下げは、東日本大震災後の2011年11、12月以来。外出自粛の動きが強まる中、観光や個人消費を中心に影響が深刻化している。


 各項目の判断では、観光を「大幅に悪化している」とし、3カ月連続で判断を引き下げた。個人消費も、政府や自治体が感染防止のための外出自粛を呼び掛け、店舗の臨時休業や営業時間短縮が拡大していることもあり、「弱い動き」と2カ月ぶりに判断を引き下げた。
 肥後雅博支店長は、新型コロナウイルスによる影響について「幅広い業種が打撃を受けており、売り上げの減少率が極めて大きい」などと特徴を分析。「観光、個人消費が受けているダメージは、過去に経験をしたことがない甚大なものだ」と語った。