レイジェンド滋賀FCの選手らとボールを追いかける「みなけんF・C」のメンバーたち(滋賀県守山市川田町・北川原公園)

レイジェンド滋賀FCの選手らとボールを追いかける「みなけんF・C」のメンバーたち(滋賀県守山市川田町・北川原公園)

 来季から関西サッカーリーグ1部に昇格する「レイジェンド滋賀FC」の選手4人が、障害者のサッカーチーム「みなけんF・C」を運営している。滋賀県守山市を拠点に、ボランティアコーチとして指導し、チームには小学生から20代の男女約20人が参加する。多くが知的障害や発達障害の当事者で、選手らは「障害の種類に関わらず思いきり体を動かせる。多くの人に参加してほしい」と呼び掛ける。

 選手4人は、障害福祉サービスを行う「まるさん合同会社」(同市吉身3丁目)で働きながら、レイジェンドの練習に励んでいる。同社の長谷川二郎代表(40)が一昨年の秋、職場や学校と自宅の往復になりがちで体を動かす機会が少ない障害児者向けのサッカー体験の企画を提案。GK金城賢司選手(27)とMF吉田実成都(みなと)選手(26)が一昨年末にチームを発足させた。2人の名前にちなみ「みなけん」と名付け「みんなで仲良く健康な毎日を」の意味も込めた。

 「一般的なスポーツクラブの練習についていけないと感じる障害者が多い。4人は障害者とのコミュニケーションに慣れており、教え方が抜群にうまい」と長谷川さん。金城選手は「自分たちが大好きで続けてきたサッカーが社会に役立つのはうれしい」と話す。

 12月初旬、同市川田町の北川原公園に、小学1年から26歳までの男女16人が集まり、ドリブルで相手を抜く動きや、試合形式の練習を行った。

 「みんなでボールを追いかける試合が一番楽しい」。初回から参加する野洲養護学校小学部の男子児童(12)は声を弾ませる。先月できたユニホームの背番号は、憧れの吉田選手と同じ「10」。「レイジェンドの試合で頑張っている選手を目の前で見るとやっぱりかっこいい」

 吉田選手は「心からサッカーを楽しむ姿を見ると、チームを作って良かったと感じる」と笑顔を見せ、金城選手は「目標は他チームとの試合。サッカーを通じて、障害や性別、年齢を問わずいろんな人と交流したい」と話す。

 「みなけんF・C」の練習は月1~2回で主に土曜日。場所は同公園。保険代など500円が毎回必要。問い合わせはまるさん合同会社077(575)6977。